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業界ニュース

東穀取、60年の歴史に幕

年度内に解散決議の総会を

東京穀物商品取引所は8日、上昇商品の立会いを15時半に終え1952年(昭和27)10月の発足以来60年間続いた歴史にピリオドを打った。

立会終了後に畑野敬司社長が記者会見し、「世界が激動する中で解散に至ったことは残念だ」と無念さを滲ませた。続けて農産物市場が低迷する要因について、「一般投資家が取引するには専門家のアドバイスがないと中々わかりにくい」との考えを示し、近年商品先物取引業者の廃業が続いたことで外務員の数が急減したことを主要因と結論づけた。

東穀取は上場商品を週明けの12日から、コーン、大豆、小豆、粗糖の4商品を東京商品取引所(東京工業品取引所が名称変更)、コメを大阪堂島商品取引所(関西商品取引所が名称変更)に移管し、その後19日に取締役会を開き年度内に解散決議を諮る総会を開催する。

事務所も今月20日から日本橋小網町に移転し、畑野社長を含む4人の人員で清算業務に入る。解散日は主務省の農水大臣が認可した後、4~5カ月先になる見通し。

これまで商取の“一丁目一番地”として先物市場を牽引した東穀取に特別な思いを抱く業界関係者は数多く、聖地の消滅を惜しむ声は絶えない。

●東京穀物商品取引所解散に到る変遷史

S26.5.12 横浜生絲取引所が発足

S26.7.3   小樽商品取引所が発足

S27.5.7  東京砂糖取引所が発足

S27.7.24  前橋乾繭取引所が発足

S27.10.10 東京穀物商品取引所が発足

S36.5.1  小樽商品が移転により北海道穀物商品取引所に名称変更

H5.10.1  東京穀物商品が東京砂糖を吸収合併

H7.4.1  東京穀物商品が北海道穀物商品を吸収合併

H10.10.1  前橋乾繭と横浜生絲が合併し横浜商品取引所が発足

H18.4.1  東京穀物商品が横浜商品を吸収合併

H25.2.8  取引業務を終了

H25.2.12  上場商品を移管し、解散に向けた清算業務を開始


東商取誕生、堂島取と東西2商取体制に

商品版の総合取、ロイヤルパークでセレモニー

東京工業品取引所が東京穀物商品取引所から農産物4商品の移管を受け名称変更した東京商品取引所が、12日に発足した。関西商品取引所も同日、東穀取のコメ先物市場を関西に一本化し名称を大阪堂島商品取引所に変更した。これにより国内の商品先物取引所は、東商取・堂島取の東西2取体制となった。

東商取に移管された農産物はコーン、大豆、小豆、粗糖で、江崎格社長は東商取を「商品版の総合取引所」と表現するように、今後は国内商品先物の総本山としてアジア圏で確固たる地位の確立を目指す。堂島取も先物発祥の地である大阪から先物市場を積極的にアピールし、コメ先物の活性化を土台に関西圏の市場振興に注力する。

なお同日は名称変更を記念し、ロイヤルパークでセレモニーが行われた。各氏の挨拶要約は以下のとおり。

江崎格・東商取社長

「東西の両商品取引所が再編するこの機会に、力を合わせて“商品先物新時代”のキャッチフレーズをもとに、ステップアップを図りたい。内外の他取引所との連携は最大の経営課題だが、不確定要素が多く、できるだけ多くの情報をもとに上半期か遅くても年内には一定の方向性を定めたい」

林芳正・農水大臣

「農産物は将来の備えが特に重要な商品。価格変動への対応が従来以上に必要な事態であり、市場復興を支えていきたい」

赤羽一嘉・経産副大臣

「かつて商社の飼料原料部に在籍した経験があり、リスクヘッジの必要性は理解している。国内の商品先物市場はこれまで幅広い参加者に支えられてこなかったが、重要な産業インフラになる可能性はある」




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[東京金]

ドル・円相場が1ドル=94円台前半まで円安に振れているものの、国内連休中のNY市場の急落を受けて続落して始まった。売り一巡後はもみ合いに転じたが、午後後半では円安一服を受けて下げ幅を拡大して取引を終了している。

先限は前日比44円安の4987円、出来高は60409枚


[東京白金]

国内連休中のNY市場の下落を受けて、総じて続落で始まった。その後はドル建て現物相場の下げ一服などが下支え要因となってもみ合いで推移したが、午後ではリスク回避の円高に上値を抑えられ、地合いを緩めて取引を終了している。

先限は前日比11円安の5172円、出来高は27783枚。


[東京ガソリン]

ドル・円相場が1ドル=94円台前半まで円安に振れている上、国内連休中のNY原油の上昇を受けて軒並み急伸で始まった。買い一巡後は利食い売りに押されて地合いを弱め、その後もみ合いに転じた。引けにかけては円安一服を受けて上げ幅を縮小して取引を終了している。

先限は前日比1100円高の81140円、出来高は16776枚。


[東京ゴム]

上海、シンガポール市場が旧正月で休場のため、見送りムードでまちまちで始まった。その後は石油相場の上昇などを背景に、堅調に推移して取引を終了している。

先限は前日比1.4円高の331.3円、出来高は4984枚。


[東京コーン]

円安やシカゴの続落といった強弱感が交錯して、まちまちで始まった。その後は堅調に推移したが、午後に入ると、円安一服やシカゴ時間外取引の続落を背景に地合いを緩めて取引を終了している。

先限は前日比50円安の26740円、出来高は2123枚。


[東京一般大豆]

ドル・円相場が1ドル=94円台前半まで円安に振れているものの、国内連休中のシカゴが大幅下落したことを受けて軒並み大幅続落して始まった。売り一巡後はもみ合いとなったが、終盤にかけては円ジリ高を受けて下げ幅を拡大して取引を終了している。

先限は前日比1460円安の52740円、出来高は2305枚。