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業界ニュース
東商取の5月海外委託売買高比率、過去最高を更新
年初来の上昇傾向止まらず、37.6%に
東京商品取引所は21日、5月中における海外からの委託売買比率が37.6%となり、最高記録を更新したと発表した。
出来高枚数は4月に比べ約30%減の233万枚と落ち込んだが、減少分の割合が国内注文中心だったことで、海外比率がより高まった。
東商取、株式会社化後初の通期連結黒字に
個別では赤字決算、新取締役候補まとまる
商品先物業界関連団体の取締役会または理事会が5月の最終週に集中し、各団体とも2013年(平成25)3月期における事業報告及び決算案を承認した。東京商品取引所は連結決算において株式会社後初の黒字計上を実現した。
経費節減に加え農産物の取扱い開始や日本商品清算機構(JCCH)を完全子会社としたことによる利益幅の増強で、1億800万円の経常利益(個別では7,500万円の経常損失)、2,000万円の当期純利益(同5,500万円の当期純損失)となった。
そのJCCHは2011年(同23)10月に引き上げた清算手数料が通期で反映されたことにより2億8,100万円(前年度比9.3%増)と増加したが、要の利息収入が下がり続けており4億7,600万円(同23.2%減)と、4年前の半分以下にまで落ち込んでいる。
なお東商取は任期満了に伴う役員改選となり、二家勝明氏ら2人を新任の取締役候補として選出した(下に新取締役候補10人)。これらは21日の株主総会(JCCHは28日)に諮る。
東商取の黒字決算は、出来高が1割減ったことによる4億円の損失を手数料引き上げで1億円、これに加え経費節減でさらに3億円をカバーし、農産物取引資格取得料で1億円の増収となり、JCCHの全株式を取得したことで全額を利益に転化したことなどにより1億円をリカバーした。
一方JCCHは、9,900万円の当期純利益と直近5年で5分の1以下となり、決済不履行積立金等も25億8,400万円とわずかな伸びにとどまっている。
なお、日本商品先物取引協会、日本商品先物振興協会、日本商品委託者保護基金の各団体の事業報告及び収支決算案などは後日掲載する。
東京商品取引所
◇取締役 江崎格(代表執行役社長)、高橋英樹(同専務)、荒井史男(日商協会長)、ピーター L.イェガー(JPモルガン証券)、池尾和人(慶大教授)、河村幹夫(多摩大総合リスクマネジメント研究所長)、多々良實夫(豊商事会長)、福井俊彦(元日銀総裁)、新任・二家勝明(ユニコムグループホールディングス会長)、新任・清水寿二(元日本証券クリアリング機構取締役、元東証グループ常務執行役員、JCCH社外取締役)※公認会計士の南光雄氏は退任。
「金×株×為替×経済 : スペシャリスト対談 ~揺らぐ時代の投資戦略を考える四時間~」のお知らせ
以下、東京商品取引所より。
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【セミナー名】
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【開催日】
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【時 間】
14:00-18:00 (13:15開場)
【会 場】
御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター ソラシティホール (東京都千代田区)
【定 員】
450名 (参加費無料、事前申込制。応募者多数の場合、抽選)
【講演者】
マーケットアナライズ メインコメンテーター 岡崎 良介 氏
株式アナリスト 鈴木 一之 氏
スタンダードバンク東京支店長 池水 雄一 氏
マーケット・ストラテジィ・インスティチュート代表 亀井 幸一郎 氏
為替アナリスト 深谷 幸司 氏
【主 催】
東京商品取引所、東京金融取引所、ゴールドフェスタ運営事務局
【後 援】
ワールド ゴールド カウンシル、日本商品先物振興協会
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[東京金]
NY市場は小幅続落したものの、円安を受けて総じて反発して始まった。その後は中国経済の先行き懸念などを背景にリスク回避の動きに転じたことを受けて、先限で2012年6月以来の安値3911円を付けるなど軒並みマイナスサイドに沈んで取引を終了している。
4月限は前日比91円安の3932円、新甫6月限は終値3932円、出来高は97513枚
[東京白金]
円安やNY市場の上昇を受けて、軒並み反発して始まった。しかしその後は金急落や中国株下落などを受けて軒並みマイナスサイドに沈んだ。午後では円を戻す場面も見られたが、引けにかけて再び地合いを緩めて取引を終了している。
4月限は前日比48円安の4190円、新甫6月限は終値4193円、出来高は29129枚。
[東京ガソリン]
円安やNY原油の小幅続伸を受けて、総じて反発して始まった。その後はNY原油時間外取引の反落を受けて上げ幅を削った。午後では円高やNY原油時間外取引の一段安に圧迫されて、軒並みマイナスサイドに沈んで取引を終了している。
12月限は前日比440円安の70170円、新甫1月限は終値70050円、出来高は7710枚。
[東京ゴム]
円安や石油相場の上昇などを受けて、反発して始まった。その後は上げ幅を拡大する場面も見られたが、円高や石油相場の反落、上海ゴムの下落などを受けて軒並みマイナスサイドに沈んで取引を終了している。
先限は前日比4.0円安の227.2円、出来高は12775枚。
[東京コーン]
シカゴの続落を受けて、売り先行で始まった。その後は円高などを背景に、下げ幅を拡大して取引を終了している。
先限は前日比330円安の27490円、出来高は1029枚。
[東京一般大豆]
円安やシカゴの続伸を受けて、軒並み買い先行で始まった。その後は地合いを引き締めて上げ幅を拡大したが、午後に入ると、円高やシカゴ時間外取引の反落などを受けて上げ幅を縮小して取引を終了している。
先限は前日比430円高の52540円、出来高は859枚。